霞川にオイカワの産卵床を設置しました 2022/06/23

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公益財団法人日本釣振興会 埼玉県支部では6月23日(木)につり環境ビジョンコンセプトに基づく「LOVE BLUE事業」の一環として、入間漁業協同組合様のご協力、ご指導の下、埼玉県入間市を流れる霞川の中神地区でオイカワの産卵床を作りました。今回も地元のNPO法人バーブレスフック普及協会様から砂利120kgなどの資材の提供と備品の協力をいただきました。
午前10時に霞川の中神地区の河川敷に集合し、当支部からは岡田支部長、地元の荒井一郎役員、吉田俊彦役員はじめ8名、入間漁協からは古島照夫組合長はじめ5名、埼玉県水産研究所からは4名が参加しました。梅雨の最中ですが当日は曇り空の下で実施できました。オイカワは水深20cm以下で流速30cm以下が産卵しやすい環境です。そのような場所2ヶ所を畳一畳の面積を木枠で囲い、川耕しを行ない、大きな石を取り除いてからオイカワが産卵するのに好む大きさ1~2cmあまりの小石を厚さ5cm程度敷き詰めて作りました。取り除いた大きな石を木枠の上流部分に置き、緩やかな流れを作りました。さらに半自然の産卵床を縦6m×横5mほどの縦長の浅瀬を耕して、上流部分の横半分に大きな石を止め石として置き、緩やかな流れと早い流れの箇所を作りました。
皆の協力により1時間ほどで産卵床造成の作業を無事終えることができました。
これから霞川の在来種であるオイカワが増えていくのを期待して見守っていきたいと思います。

 

まずは縦2m×横1mの木枠を組み立てます。熱心にネジを回しているのは岡田支部長!

NPO法人バーブレスフック普及協会会長、入間漁協組合員、日本釣振興会埼玉県支部役員という様々な顔を持つ吉田さんから人工産卵床の作り方が説明されます。

水深20cm以下で流速30cm以下の場所 二か所へ木枠を固定します。

木枠の固定はハンマー打ちの名手! 荒井役員に任せれば安心です。

木枠の中に砂利だけ残す為に大きな石を取り除いております。熱心にひざまずいて作業している方は水産研究所の大力さん。

木枠の中に1cm前後の砂利を敷き詰めました。今年は2種類の砂利を混ぜてます。

木枠が浮き上がらないように大きな石をのせてます。上流部分に大きな石を置くことで流速を抑える効果もあります。

昨年は縦5m×横2.5の半自然産卵床でしたが今年は参加人数が多く縦6m×横5mに拡大。畑ならぬ川を耕しております。

落し物を探しているわけではなく、皆で残っている大きな石を取り除いおります。

作業を終え、やりきった満足感の笑顔が印象的です。